映画「ジュラシック・パーク」にみる男女の文化的衝撃
巷では、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」が公開されて順当にバズっているもようです。
恐竜はロマンですな。
しかも男のロマンです。
前シリーズであった「ジュラシック・パーク」は完全に近年薄れつつある「男性特有のロマン」で構成されていました。
かつて少年たちの目をキランキランにし、ある種の男性を考古学者にまで押し上げたティラノサウルスレックスは、恐竜というものを代表するだけでなく、「男のロマン」のアイコンとしても、充分存在感を示しておりました。
まあ、どこかで恐竜って男のコのものっていう風潮があったよねーという。
前シリーズである「ジュラシック・パーク」が公開された時、大興奮したのはだいたい男のコ、あるいはかつての男のコでした。
内容的にも、男のロマンに振り回される女子と、現実主義の女子に振り回される男子が描かれておりましたし。
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の実質的前作「ジュラシック・ワールド」を鑑賞して、もう既に男か女かわからない状態のわたくしが思ったことは、これは女子としてもじゅうにぶんにワクワクするぞ!ってことでした
映画「ジュラシック・ワールド」にみる子育て的なワクワク感
さて、ながーい前置きはさておき、本日は前作ジュラシック・ワールドについてです。
結論から言いますと、
マジ終始ワクワクしっぱなし!
動物と暮らしている人はわかると思います。
この、ジュラシック・パークシリーズには無かったワクワクの種類なのですよ。
動物と暮らす人の夢とロマンも詰まっているのですな。
なんにせよ、動物と暮らす人なら必ず感じるあの子育て感覚。
生み育てるという女のロマン。
それがこの作品には見てとれるのですよ。
まあ、実際それをやるのは男臭いおっさんのオーウェンさんですが。
映画「ジュラシック・ワールド」にみる異種間における親子関係
動物と暮らしている人ならわかると思いますが、その生活は言わば異種間の親子関係なんですよね。
だからオーウェンさんがラプトルたちに抱く絶妙な感情にもすごく共感してしまう。
共感ですな。
異種間なんで実際産めるわけでも産んだわけでもないんですが、確かにそこに「絆」みたいなものがあるんですよね。
導き、守り、成長を喜ぶ感覚。
自分の飼っている動物が恐竜なわけがないのですが、なぜだか、この映画を観た後、自分の人間でないムスメに会いたくなるという。
ジュラシックシリーズをつなぐ彼女の存在
盛大なネタバレになるので敢えて詳細は書きまんが、わたくし、最後のシーンでめちゃくちゃ感動してしまいましてん。
シリーズを通して、ヒロインと言っても過言ではない彼女の存在。
そう、いつでもどの作品でも敵なのか味方なのかよくわからないティラノサウルスレックスちゃん。
彼女はどうやら同じ個体なもよう。
ジュラシックシリーズに関してはもう彼女を探すのもひとつの楽しみですね。
これを観てから映画館へ
なんにせよだ。
是非、ジュラシック・ワールドを観てから、映画館に行って欲しいです。
ブルーとオーウェンの関係をしっかり把握してから観ると、また感じ方が違うと思うのですよ。
まあ、わたくし、まだ最新作をみていないのですがw